~希望の物語~ 序章
私は映画が好きです。なぜかというと、現実を忘れさせてくれるからです。希望校に合格できず、浪人した1年は、映画ばかり見ていました。今では、それが財産となっています。
映画は、私に様々な世界を体験させてくれました。異国情緒あふれる街並み、美しい自然、そして感動的なストーリー。映画に浸っている時は、すべてを忘れて、ただただ楽しむことができました。
映画ってやっぱり、素晴らしい~~(涙)
浪人中は、辛いこともたくさんありました。しかし、映画が私を支えてくれました。映画を見て、笑って、泣いて、私は元気をもらいました。そして、映画から学んだことを、自分の人生に活かすことができたと思っています。
そして、介護や病気を題材にした映画は、私たちに様々なことを教えてくれます。その中でも心温まる映画をいくつか紹介したいと思います。
1、映画「レナードの朝」
「人生は喜びであり、贈り物であり、自由で素晴らしいものだ」
わたしの記憶の中では最初に見た介護?病を題材とした映画だと思います。寂しさや絶望の中にも、ユーモアや感動を感じ、とても考えさせられました。
レナードの朝(原題:Awakenings)は、1990年のアメリカ映画です。オリヴァー・サックスの著書『レナードの朝』を原作とし、ペニー・マーシャルが監督を務めました。ロバート・デ・ニーロがレナード・ローを、ロビン・ウィリアムズがマルコム・セイヤーを演じています。
レナード・ローは、1920年代に流行した睡眠病で意識不明の状態に陥り、30年間もの間、病院で寝たきりの生活を送っていました。そんなある日、新任医師のマルコム・セイヤーがレナードに出会います。セイヤーは、レナードに新薬を投与し、奇跡的にレナードは意識を取り戻します。しかし、レナードは30年間の記憶を失っており、新しい世界に戸惑いながらも、セイヤーの助けを借りながら、少しずつ社会復帰していくことになります。
この映画は、人間の尊厳や希望を描いた感動的な作品です。ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの演技は素晴らしく、二人の演技はアカデミー賞にノミネートされました。
レナードの朝は、「記憶と意識」をテーマにした映画としても知られています。レナードのように、病気によって意識不明や記憶喪失になってしまった人は、世界中でたくさんいます。この映画は、そんな人たちに希望を与えてくれる作品です。
もし、あなたが介護に悩んでいるなら、この映画を観てみてください。きっと、何かを感じることができるはずです。
介護をテーマにした映画はたくさんありますが、その中でも特に感動的な映画をいくつかご紹介します。
2、ペコロスの母に会いに行く(2013年)
この映画は、認知症の母親を介護する息子の姿を描いた作品です。息子は、母親の介護に苦労しながらも、母親との絆を深めていきます。この映画は、介護の苦労や喜びを、優しく、ユーモアを交えて描いています。
ペコロスの母に会いに行く(2013年)は、認知症の母親を介護する息子の姿を描いた映画です。原作は、漫画家の岡野雄一による同名のエッセイ漫画です。
映画は、息子・ゆういち(岩松了)と母親・みつえ(赤木春恵)の日常を、ユーモアを交えて描いています。ゆういちは、仕事と介護の両立に苦労しながらも、母親を愛し、大切にします。みつえは、認知症で記憶を失っていく中で、ゆういちの優しさに包まれながら、穏やかに暮らしています。
映画は、介護の苦労や喜びを、優しく、温かく描いています。介護に悩んでいる方や、介護についてもっと知りたい方に、ぜひご覧いただきたい作品です。
以下に、映画の見どころをいくつかご紹介します。
- 赤木春恵の演技が素晴らしい。
- 介護の苦労や喜びを、優しく、温かく描いている。
- ユーモアを交えて描かれているので、笑いながら観ることができる。
- 介護についてもっと知りたい方に、ぜひご覧いただきたい作品。
3、ぼけますから、よろしくお願いします。(2021年)
この映画は、認知症の母親を介護する娘の姿を描いた作品です。娘は、母親の介護に追われる日々の中で、母親の人生を振り返ります。この映画は、介護の苦しさと、それでも母親を愛し続ける娘の姿を、リアルに描いています。
4、愛、アムール(2012年)
この映画は、老夫婦の介護生活を描いた作品です。夫婦は、お互いに支え合いながら、老いていく日々を過ごしています。この映画は、老夫婦の愛情を、静かに、美しく描いています。
5、最強のふたり(2011年)
この映画は、脊髄損傷の男性と、彼を介護する移民青年の友情を描いた作品です。男性と青年は、お互いの人生を豊かにしていくことで、成長していきます。この映画は、介護の可能性を、ユーモアを交えて描いています。
まとめ
これらの映画は、介護を受けている人々の人生を輝かせてくれるようなストーリーを描いています。介護を受けている人や、介護を受けている人を支えている人にとって、これらの映画は、希望を与えてくれるでしょう。
ただし、映画は現実ではありません。映画は、脚本家や監督の想像力によって作られています。そのため、映画で描かれている介護の現実は、必ずしも現実と一致しているとは限りません。
映画を観て、介護の現実を理解しようとするときは、その点を注意しておくことが大切です。映画は、現実をそのまま映し出す鏡ではありません。映画は、現実を切り取った、一つの物語です。
苦しい目に遭うと、どうしても「なんで俺だけがこんな苦労を…」って思っちゃうけど、そんなことないね。みんな、あるの。死ぬまであるもんなの。だいたい苦労がなかったら、面白くもないし、人間じゃないよね。
それでは次週をご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
淀川長治さんの言葉より